足関節の捻挫は癖になるの?

2/9ブログより

バスケット選手にもっとも多い怪我と言えば「足関節捻挫」ではないでしょうか?もはや職業病と言ってもいいかもしれませんね。ですが、その割にきちんと治療されていない印象を受けます。痛いうちは固定をしっかりするものの、痛くなくなるともう治ったと思い早々に固定をはずしてしまう・・・。治療する側も捻挫だからこの程度の固定でいいかとつい簡易な固定、または早期に固定をはずしてしまう・・・。結果、切れた靭帯が治る前にストレスをかけてしまうため、切れたままになってしまうのです。靭帯とは骨と骨を結んで関節がある一定の可動域を越えないよう止めておく役割をしていて関節を安定させています。つまり靭帯が切れたままというのは関節が不安定になっている状態ですので、ちょっと捻っただけでも捻挫を繰り返すようになってしまうのです。そう、癖じゃなくてただ治ってないだけなんです。よって捻挫で一番大切なのは初期治療です。それも初期の初期、生まれて初めての捻挫をした時の初期治療でしっかり固定することで、その後何度も繰り返す捻挫を防ぐことができるのです。
【どれくらい休まなければいけないの?】
「じゃあ、固定している間は休まないといけないの?」いいえ、そんなことはありません。切れた靭帯の断端をよせて固定しておければやりながら治せます。当院では痛みの程度に合わせて受傷直後から練習を再開して頂いています。当初はU字型のギプスシーネを使用するため、ちょっと大げさな印象を持たれるかもしれませんが、それぐらいしっかり固定しないと靭帯の断端をよせておけません。
【すでに捻挫を繰り返している足首はどうしたらいいの?】
高校生ぐらいのバスケット選手になるとすでに靭帯切れっぱなしで足首グラグラな方もチラホラ。そういう方は長期に固定しても靭帯がくっつく可能性は低いです。かといっていつまでも硬いU字型ギプスシーネをするのもなんですし、テーピングも費用がかかります。当院ではサポーターを推奨しています。ただサポーターの効果も種類によってピンキリです。今、一番効果があるのがASOスピードレーサーではないでしょうか?プロテニスプレイヤーの錦織選手も使用していることで知られています。私自身の経験でもトレーナーを務めるチームで過去何人も捻挫癖の選手がいましたが、総じてこのサポーターを装用することで捻挫の再発が減りました。

捻挫は日常的によくある怪我ですので、軽く見られがちですが重症例では長期に渡って症状を残すこともまれですがあります。場合によっては骨折をおこしていることもありますので、自己判断はせず、専門家に診せましょう。