整骨院が取り扱う「骨折」「捻挫」「脱臼」「打撲」下記症状について、詳しく説明します。
「骨折」とはどんな状態?
骨折とは骨の連続性が断たれている状態です。分類上「完全骨折」「不全骨折」「裂離骨折」 「複雑骨折」(開放骨折。整骨院では診れません)「粉砕骨折」などがあります。整骨院で施術を 行うには、医師の許可が必要です。(応急処置を除く)
その他スポーツなどによる繰り返しの反復動作や過度な負荷が骨にかかることにより「疲労骨折」を起こす場合があります。骨折箇所によっては早期に診断できないと手術が必要な場合もあります。
どのように改善する?
骨折の治療は骨がつくまでは基本的に固定になります。糊が乾くのをじっと待つのが原則ですが、最近では「骨折治療用超音波」といって骨癒合が40%短縮できる治療機械もあり、骨癒合期間を短くできる場合もあります。当整骨院にもございますので、もし必要な場合があればご相談ください。
「脱臼」とはどんな状態?
脱臼とは、関節を形成している骨が完全に離れた状態です。分類上「完全脱臼」「不全脱臼」があります。脱臼することで靭帯が断裂したり、関節包が損傷したりすることで、その後も脱臼を繰り返す「反復性脱臼」となることもあります。
「挫傷」とはどんな状態?
打撲で起こる筋損傷も挫傷になりますが、ここでは肉離れのお話をします。スポーツ中、急に強い力を入れる動作(例えば短距離走のスタートダッシュなど)をした際に筋肉の断裂が起こります。スポーツで多いのはふくらはぎや太ももが好発部位になります。珍しい所では大胸筋などにも起こります。損傷部位や重症度によっては、その後の競技生活にも影響を及ぼすこともありますので、受傷したらまず損傷程度の把握が大切です。軽傷で3週程度、重症になると5~6週かかることもあります。
「打撲」とはどんな状態?
打撲とは、転んだり、物などに強くぶつけた際に起こる骨以外の軟部組織の損傷をいいます。ただ外力が強いと骨にまで損傷が(骨折)及ぶこともありますので、注意が必要です。軽い損傷であれば1週間程度で済みますが、重症の場合3週以上治癒までかかることもあります。